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Q&A

よくある質問

水道水に色がついている

よくある質問

「水道水に色が着いている」という相談が寄せられることがあります。

今回は、その代表例と原因、対策を紹介します。

※これらはあくまで代表例となります。

お使いの水道のことで、何かご心配なことがありましたら、群馬東部水道企業団まで遠慮なくご相談ください。

Case1:流し始めに赤い水が出てくる。

【原因】

朝一番や長時間家を留守にした場合、流し始めに赤い水が出る場合は、給水管内に発生している鉄さびが、水を使いはじめた時に水の流れが変化して、停滞していた水と共に出てきたと考えられます。

【対策】

まず溜まっていた水を雑用水として使用いただき、水が澄んでから飲用などにお使いください。それでも症状が改善されない場合は、古くなった給水管の取り替え等が必要となる場合があります。(取り替え費用はお客様負担となります。)

【安全性】

赤水の原因となる鉄は、人体に必要な成分で、毎日の最低必要量は年齢・性別・生理的状態により変わりますが、成人で概ね6~10mg/日(※1)です。また、耐容上限量が、一日概ね40~55mg程度(※1)であり、水道水の水質基準値は、0.3mg/L以下となっています。これは、水への着色や、味・臭気に影響を及ぼさない観点から定められており、鉄が基準を超えて含まれていると、水は赤く着色して見え、味が悪くなるので、容易に気づきます。

赤水を誤って少量飲んでしまったとしても、鉄は人体への吸収率が低く、大部分が排出されるため、特に心配することはありません。ただし、多量の赤水あるいは異常に鉄の濃度が高い赤水を飲用した場合は、嘔吐や下痢を催すことがありますので、医師に相談してください。

(※1)厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015版)」より抜粋

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Case2:近くで火災があった後、水が赤く濁る。

【原因】

近くで火災があり、消火活動などで水を一度に大量に使用した場合や、水道工事などにより、配水管の中を流れる水の速さが変わったときに、一時的に付近配管内部の鉄さび等が出てくる場合があります。

【対策】

通常はしばらく流すことできれいになりますので、その後飲用などにお使いください。それでも症状が改善されない場合などは、群馬東部水道企業団までご相談ください。

【安全性】

赤水の原因となる鉄は、人体に必要な成分で、毎日の最低必要量は年齢・性別・生理的状態により変わりますが、成人で概ね6~10mg/日(※1)です。また、耐容上限量が、一日概ね40~55mg程度(※1)であり、水道水の水質基準値は、0.3mg/L以下となっています。これは、水への着色や、味・臭気に影響を及ぼさない観点から定められており、鉄が基準を超えて含まれていると、水は赤く着色して見え、味が悪くなるので、容易に気づきます。

 赤水を誤って少量飲んでしまったとしても、鉄は人体への吸収率が低く、大部分が排出されるため、特に心配することはありません。ただし、多量の赤水あるいは異常に鉄の濃度が高い赤水を飲用した場合は、嘔吐や下痢を催すことがありますので、医師に相談してください。

(※1)厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015版)」より抜粋

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Case3:蛇口から白い水が出て、しばらくしたら消える。

【原因】

水道水に溶け込んだ空気が原因です。水道水は配管の中を常に圧力のかかった状態で流れていきます。蛇口を勢いよく開けると圧力が低下するため、それまで溶け込んでいた空気が細かい気泡となり白い水となります。また、給湯設備において水道水が急激に加熱されると溶け込んでいた空気が気泡となり、同様の現象が起きます。

【対策】

空気による白い水は、しばらく放置すると透明になります。

【安全性】

水質異常によるものではないので、水の安全性に問題はありません。

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Case4:蛇口から白い水が出てきて、沸騰させたら油膜ができてさらに濁った。

【原因】

亜鉛メッキ鋼管から溶け出した亜鉛が原因と考えられます。この水を沸かすと表面に油膜状のものが形成され、さらに白濁します。このような現象は、水の滞留時間が長いほど発生しやすく、開栓直後の使い始めに多く見られます。なお、亜鉛の溶出が著しい管内では腐食がかなり進んでいるものと考えられます。時間とともに赤水が発生しやすくなるので注意が必要です。

【対策】

通常はしばらく流すことできれいになりますので、その後飲用などにお使いください。

亜鉛の溶出が著しい場合などは、古くなった給水管などの取り替えなどが必要となる場合があります。(取り替え費用はお客様負担となります。)

【安全性】

亜鉛は人体に必要な成分で、毎日の最低必要量は年齢・性別・生理的状態により変わりますが、成人で、概ね7~10mg/日(※1)です。また、耐容上限量が、一日概ね35mg~45mg(※1)であり、水道水の水質基準値は、1mg/L以下となっています。これは、水への着色や、味・臭気に影響を及ぼさない観点から定められており、亜鉛が基準を超えて含まれていると、水は白く着色して見え、味が悪くなるので、容易に気づきます。

誤って少量飲んでしまったとしても、必要量以上は体外に排出されるため、特に心配することはありません。ただし、極めて多量に摂取した場合は、医師に相談してください。

(※1)厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015版)」より抜粋

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Case5:浴槽やタイルなどが青くなる。

【原因】

給湯設備等に使用されている銅管類、青銅部材、黄銅部材から銅が溶け出すことがあります。この溶け出した銅イオンと、浴室や洗面所の清掃が不十分なために溜まってしまった石鹸等の湯垢に含まれる脂肪酸と反応して青色の「銅石鹸」が生成され、洗面所やタイルなどに青く付着することがあります。

【対策】

浴槽やタイルなどが青くなるのを防ぐためには、石けんや湯垢が残らないよう、日ごろからお手入れをすることが有効です。

【安全性】

銅は人体に必要な成分で、毎日の最低必要量は年齢・性別・生理的状態により変わりますが、概ね0.7~1.0mg/日(※1)です。また、耐容上限量が、一日概ね10mg(※1)であり、水道水の水質基準値は、1mg/L以下となっています。

銅管からの銅の溶出については、水質と深い関係があります。例えば、pH値が著しく低い場合、遊離残留塩素が高い場合、水温が高い場合、溶存二酸化炭素の濃度が高い場合などは、銅の溶出量が多くなると言われています。いずれの場合も、銅の溶出量は水質基準値の1.0mg/Lを大きく超えることはありません。

なお、銅が溶出して水が青く見えるのは100mg/L以上です。銅が酸化されるとできる緑青(銅の錆)は、昔は毒性が高いと言われていましたが、これは銅の精錬技術が未熟で、銅の中に有毒なヒ素が不純物として含まれていたためです。

(※1)厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015版)」より抜粋

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Case6:浴槽等の水が青く見える。

【原因】

海や湖が青く見えることと同じです。水は太陽光線の可視光線のうち、赤、橙、黄の光を吸収し、青、緑の光を通過させる性質があります。光の散乱によって人の目には水の色が青又は緑に見え、特にアイボリー系やホワイト系の浴槽ではこの現象が顕著に見られます。

【対策】

コップなどの透明な容器に水を汲み、白い紙などに透かしてみてください。多くの場合は無色に見えるはずです。なお、コップ等の容器に入れて明らかに着色が認められる場合は、群馬東部水道企業団へご相談ください。

【安全性】

コップ等の容器に入れて着色が認められない場合は、水質異常によるものではないので、水の安全性に問題はありません。

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Case7:浴室のタイル、流し台、トイレの水まわりなどが桃色になる。

【原因】

水が溜まりやすく、常に湿りがちで、石鹸カス・湯垢などで汚れやすいところでは、空気中の細菌やカビが付着して繁殖しやすくなっています。これらの細菌やカビの中には、繁殖に伴って桃色・黄色・オレンジ色など、特定の色素を作るものがあります。

【対策】

色のついた部分を洗剤等でよく洗ってください。水洗いだけでは見た目がきれいになっていても、細菌やカビの一部が生き残り、再び繁殖して同じ現象が起こることがあります。熱湯または市販の漂白剤で洗えば再繁殖を防ぐことができます。

また、温度や湿度など条件が揃えば繁殖するので、浴槽やトイレの換気をよくし、湿気を減らすとともに、日ごろからこまめにお手入れを行うことをお勧めします。

【安全性】

水質異常によるものではないので、水の安全性に問題はありません。

なお、水道水は、塩素消毒しているため細菌やカビは生息していませんので、ご安心ください。

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Case8:浴室の壁やタイル、便器の内側などが黒くなる。

【原因】

常に湿った状態にある場所は、空気中からのカビや細菌が繁殖し易くなり、黒い付着物となることがあります。他にホースの中なども黒くなることがあります。

【対策】

湿気の多い浴室などは、水周りの手入れを頻繁におこなってください。カビの防止には、できるだけ湿気を除くようにしてください。

【安全性】

水質異常によるものではないので、水の安全性に問題はありません。

なお、水道水は、塩素消毒しているため細菌やカビは生息していませんので、ご安心ください。

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Case9:やかん・加湿器の口・蛇口・流し台などに白いものがつく。

【原因】

水道水中にはカルシウム、マグネシウムなどのミネラル分(栄養素として人体の生理作用に必要な微量元素の総称)が含まれます。

これらは水が蒸発すると後に残るため、水の蒸発・乾燥が繰り返される部分では、白い異物となって付着します。蛇口部分でも同じ現象が起き、ミネラル分が白い異物となって付着していきます。特に給湯用の蛇口は水温が高く水が蒸発しやすいためこの現象がよくみられます。

【対策】

白いものは、水道水に含まれているミネラル分ですから人体への害はありません。やかんに何度も水をつぎたして使用すると生じやすくなります。常にきれいに洗浄してから使用してください。

なお、加湿器を使用している場所では、常に目に見えない細かい水が飛び散っています。ミネラル分の付着を防止するためには、加湿器の蒸気吹き出し口だけでなく、その周辺の家具などを含めて、手入れをこまめにすることが必要です。

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